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顧問先通信 顛倒夢想

令和六年弥生 顛倒夢想(てんどうむそう)

高校卒業して六十年。舟木一夫の「高校三年生」の歌の時、高校三年生だった仲間です。

都立高校だったので一学年400人(男子300人、女子100人)でしたが、現時点で物故者はなんと100人。昨年は10人が他界しました。

昨年はソニー時代の親友で、小田原復興に貢献大の蓑宮武夫さんがメキシコで客死したと聴き、愕然としました。そこで人ごとではなく、私も人生の整理期に入ってきたと考え、花の弥生を節目に、顛倒夢想として、簡単な遺言をご報告します。

昭和人として令和人への遺言

🔳遺徳を繋げる
55年前、1970年3月23日の読売新聞で湯川秀樹と梅原猛が21世紀を展望し、すべてが超高速時代になるとし、人の心を考えない“人でなし”の時代になると警鐘を鳴らした。

その根源は、17世紀のデカルトの物心二元説により、科学技術開発から人の心を排除した産業革命が起こり、心なき拝金経済となった。爾来250年、現在のデジタル時代まで“人でなし”拝金経済が続いている。その結果、地球はゴミとCO2の惑星になっている。

2000年に発売された石川英輔の「2050は江戸時代」では、拝金経済が頂点に達した2030年ごろに大刷新が起こり、江戸時代の自給、リサイクル時代に戻っていくとした物語であったが、物語ではなく現実となりつつある。

最近、昭和人最後の熱血漢の親友蓑宮武夫さんがメキシコで客死した。小田原を愛し、龍馬の会の親分として、若者を育て、金次郎を誇りとし、金次郎映画制作に自費を投じ、さらに(株)ほうとくエネルギーを創業し、市民を株主として町を復興させた。

残念ではあるが、道元は「生死は一大事であるが、生死の中に仏をおけば生死なし」と諭した。仏とは“大自然”と意訳しよう。大自然から生を受け、大自然に還る輪廻で考えれば彼は息づいており、彼の業績は永遠である。

私は彼の意思を受け継ぎ、昭和の課題解決をすべき令和人の支えになることを決めた。日本は徳川の痕跡を消したい明治政府により、盲目的に欧米の拝金経済の渦に入って150年、混迷の令和に入った。

さて、現世を展望しよう。ギャラップ調査によれば、「熱意ある社員」国別ランキングで日本は139カ国中、132位。「戦争起きたら参戦するか」では79カ国中最低の13.2%であった。世界の混迷に巻き込まれているのである。

厭離穢土欣求浄土(徳川家康)を再考すべく、地球は穢れ切って末世の様相を呈している。米英、ロシア、中国、北朝鮮,イスラエルが一触即発、人でなし拝金経済は限りないエネルギー消費、不燃ごみの海岸、CO2蔓延の地球。人でなし科学技術は超人的ソフト、ロボットの開発で倫理なき、サイバー攻撃に見舞われている。

今ここで、令和人に遺す持続的平和の秘法として、報徳経済(Ethic Economy)と温泉的商品(Creative Products)の世界展開を主張する。報徳経済とは利他第一の上で徳の譲り合いで経世し、済民する商いである。

報徳社会であった江戸ではゴミは捨てず回した(リサイクル)。温泉的商品とは、必需客の洞察から湧き上がった美力で、温泉の如く、自然と人が集まる商品である。報徳社会では他者や他国とは競争はするが敵対しない。“求同存異”の姿勢で“一円融合”した社会となり、縄文時代のように戦争なき母系地球が持続する。立つ鳥跡を濁さず。令和人に向けた遺言とする。

🔳報徳経済&温泉的商品創造
当面、能登地震を契機に日本全国が防災日本として地域復興の道をつくる

・「レジリエント・ジャパン・フェア2026」実現
・令和イノベータ出現を求め「報徳敬愛経営塾」(神田)
・「銀座の寺子屋」、北海道活性化のための「北海道ビズファームセミナー」

のお手伝いをしています。
一歩、ご関心のある方は返信願います。

🔳目から鱗の事業者

・タウンエステート協同組合

税金は何なのか?国税庁によると「私たちが社会の一員として生活していくための会費」と書いてある。つまり、町会費、学級費と同じ共益費である。

それがいつしか多数与党の権限の象徴となり、多角化された行政の奪い合いの道具となった。金融庁は運用の財源と考え、国税庁は多額の税金の確保と維持が使命となった。全職員サラリーマンとしての判断で仕事している。

その裏側は実に不気味である。多額の地震保険はたまりっぱなしで還付業が横行している。中でも住む以上家が必要であるが、ここに根を張る固定資産税も不気味である。そこにある時クレームがついた。大型複合ビルからだ。

ビルの躯体そのものの固定資産は払うが、居住しているテナントはそれぞれ独自の設備を置いてある。この設備は別立てにしてほしいという訴訟を起こした。そこで生まれた税法が「地方税法第343条10項」である。

しかし、あえて公知することを避けている。そこに気がついたタウンエステート協同組合は、独自のビジネスモデルで複合ビルを救済し始めた。すでに大手商業ビル、大手ホテルチェーンが組合の門を叩いている。

みな合法的に15%以上節税し、その分、クライアントのサービスを広げている。
ご希望の方にはご紹介します。

2024.3.26 田村槙吾

顛倒夢想(てんどうむそう)

ヒトの身体は原子10の28乗個の小宇宙。たかだか数百万個程度の言語で頭を悩ますより、大宇宙の波動を感じよう。

見えるニュースと見えない裏話があってはじめて社会が観える。ここでは、裏話を書きますが、裏は公表されません。曇り空の雨傘と考え、ガセネタ容赦でお読み下さい。

“うらをみせ おもてをみせて ちるもみじ” 大愚良寛

倫理なきネットメディアの氾濫、仁義なき経済の略奪戦の現代、何を信じて良いかわかりません。こんな時に “廓然無聖” という言葉に出会いました。

坐禅を伝えた達磨太子の言葉で、“大自然から見ると聖人も凡人もない”という二元論全否定の言葉です。そこで大自然からみて、邪念のない経営を”報徳経営論”と私は呼ぶ。

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