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サブタイトル
「チャンス眼鏡」で世界をのぞこう
戦後から、70年以上町を見物してきました。
今の町で気がつくのは、燃えないゴミの山、添加物食品、食品自給率の激減、体を使わないゲーム、五本指を使わないスマホ、未来にあこがれない子供達です。
何よりもカタカナ語が多すぎて、みな情景が見えないで語り合っている。人間ではなく、食べるロボットになっていることに気がついていません。疲れて、自殺する人もいます。
先日、どなたかが「久しぶりにラジオ体操の番組を聴いたら、すごい!体の身振り、手振りが全部わかる」と。そうです、目の見えない方でも体操が出来たのです。ゴミもなかった。新聞紙やビール瓶は再生のため買ってくれ、小遣いになった。家族団らんでラジオを聴きながらご飯を食べ、今日の出来事を話題にし、笑いあった。
今は、確かに便利になって、繁栄しているように見える。しかし、みな金儲けだけの経済になり、お客の心を気遣う経済ではない。心の病んでいる人が多いと聞く。
澁澤栄一は、西洋の経済はお金だけだ、これでは国家間の争いが起きると演説した。
岩崎弥太郎からは「あんたはアホや、これからは金の時代や、お客ではない。お金が店に入ってきたと考えるんや」と言い返され、それ以来、一生口をきかなったといいます。
私は未来を創る若者たちに、金の亡者にならない「報徳長者」になろう、と勧めている。
金儲けは良いことだ。しかし、悪徳ではなく善競争だと澁澤はいう。二宮金次郎は、儲けることは必要だ。しかし、推譲と呼んで、半分は自分のため、半分は村のため。多少は問わず、全村民がこれを続けたら村は持続すると諭した。私は、多くの先人の教えをカクテルにして、報徳長者の秘訣を見出しました。
秘訣は3つだけです。
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です。
その方法は、言葉だらけの現代、敵味方、貧富という勝ち負け思想ではなく、みなお互いハタラキあって世の中は出来ていると考え、良い方向の言葉を選ぶことだ。
これを私は「チャンス眼鏡」で物事を見ると勧めている。
どんなに困難でも「面白い」から考え始める人が発明家ですし、明るい世の中を創る人です。ほとんどの人は、時流という埃で曇った眼鏡で物事を見ています。
さて、あなたは?
2021.4.21 田村槙吾