令和五年師走 顛倒夢想(てんどうむそう)
令和5年最後の顛倒夢想です。
政治経済社会の穢れが極大になってきましたね。今年の除夜の鐘は、まじ、真剣に突きましょう。そして、重箱の隅でも、一灯を照らすでもなんでも良い。一歩、前進を試し撃ちしましょう。
今回も目から鱗の会社を紹介します。
先進国よ、自己淘汰からの脱皮しましょう
🔳EHMm助走開始
シンギュラリティといわれて久しい。生成AIとかチャットGPTとか、毎日更新のAIの津波が先進国を自己淘汰の方角に向け、被り始めた。
明治の渋沢栄一の道徳経済合一説、昭和平成の原丈人の公益資本主義、斉藤幸平の人新生の資本主義は、おしなべて金欲経済、非道徳経済(人でなし経済)への警鐘を鳴らし続けている。せっかちな筆者は、それならどうするというわけで、心を照らす経営のレシピづくりに注目している。
それが「報徳創造経営(Eco-Healing & Maternal management)」である。報徳とは二宮金次郎の仕法、創造とは井深大の技法である。チェックリストは次のとおり。
1. 経営姿勢は、一切の差別をしない「一円融合」の姿勢であるか。(一円観)
2. 事業目標は、社会に生きがいをもたらす新生活提案型であるか。(推譲)
3. 収益をもたらすビジネスモデルは描かれているか。(世直し収益モデル)
4. 協力者、使用者を集客できる一言メッセージがあるか。(キャッチコピー)
5. 資金調達は自分の身の丈程度の少額であるか。(分度)
6. 製品/サービスは、前例のないワクワクした内容に研磨(企画)されているか。(創造)
7. 新市場を創るための参入口と参入方法はあるか。(チャンネル・チューニング)
8. 利益は利他の精神で、顧客有利に進めているか。(推譲)
以上は、主にイノベーション技法であり、大企業より黒字経営をしている中小企業に適している。
なぜならば、大企業の経営者の持ち株比率は低く、成功が約束できないイノベーションには、全理事の賛成を取り付けにくいからである。また、実践できると、温泉のように、自ずから客が集まり、宣伝広告費は極小になり、ご利益は増える。
🔳EHMm事例会社
・株式会社能作(能作克治/高岡)
能作会長に10年ぶりにお会いした。福井のデザイナーの克治氏が、高岡の鋳物業に婿入りした。そこで錫鋳物を生かしたデザイン鋳物で、世に新風を目指した。
特徴は、トップデザイナーにデザイン依頼をするも、デザイン予算はないので、後払いのロイヤリティ(一律3%)とし事業開始。いきなり有名百貨店から出店依頼。それが連鎖し、名店に並ぶようになり、海外にも展開、増収増益が続いている。
高岡市のブランド向上に寄与(推譲)し、「産業観光」を主導し、見学者を通じて、高岡を宣伝し、ついには本社前に「能作前」というバス停までできた。
・北原グループ(北原茂美/八王子)
八王子市民を分度とし、日本一の医療体制(24時間365日救急対応、脳外科完備)に甘んじず、異業種連携のDXネットで、トータル・ライフサポート・サービスを実践、市民の生きがい生活づくりを推譲し、そのノウハウをカンボジア等、異国へも展開中。
北原さん曰く、現代人はやたらと複雑にし過ぎている。もっと人類の本質をシンプルに見ようよと。
🔳目から鱗事業者
・株式会社アクアデザイン(高橋洋介/埼玉県)
水分の結晶を量子力学で変える技術を開発。その方法は、目的に応じた固有周波数をもつ、波動を外部から照射、共振させることで結晶を変える。
工業用、医療用、美容用があり、医薬、化学でもなく、物理的に解決するのが画期的。実は、癌にも適用例がある。私は美容系のマッサージ液で、足の痺れをなくしました。治すというと医療行為になるので、なくすと表現しています。
・小湊鉄道(石川晋平/房総)
これまた脱帽。たかがローカル線、されど未来線。コンセプトが“逆開発”。
「昔は良かったと言う人よ。そんなに良かったなら、“昔”を未来と置き換えよう、が石川さんのアイデア。縄文が良かったなら、未来型縄文を作れば良い」という発想だ。
とりあえず、YouTubeで「森のラジオステーション」をクリックしてください。あなたの部屋が、24時間365日、森の中になります。リアルタイムですよ。
🔳北海道ビズファームセミナー
2024.1.23は、地方復興の旗手、デジタル庁参与の伊藤伸さん登壇です。オンディマンドもあり。申し込みましょう。あなたのために。
https://tactics.hp.peraichi.com/bizfarm2023
2023.12.30 田村槙吾
顛倒夢想(てんどうむそう)
ヒトの身体は原子10の28乗個の小宇宙。たかだか数百万個程度の言語で頭を悩ますより、大宇宙の波動を感じよう。 見えるニュースと見えない裏話があってはじめて社会が観える。ここでは、裏話を書きますが、裏は公表されません。曇り空の雨傘と考え、ガセネタ容赦でお読み下さい。 “うらをみせ おもてをみせて ちるもみじ” 大愚良寛 倫理なきネットメディアの氾濫、仁義なき経済の略奪戦の現代、何を信じて良いかわかりません。こんな時に “廓然無聖” という言葉に出会いました。 坐禅を伝えた達磨太子の言葉で、“大自然から見ると聖人も凡人もない”という二元論全否定の言葉です。そこで大自然からみて、邪念のない経営を”報徳経営論”と私は呼ぶ。 |